帝人フロンティアの人々
人とかかわり、人に学ぶことが、新たな私を創っていく
衣料製品第一本部 東京衣料第二部
第三課
松井 佑梨江
営業アシスタントとして入社。営業担当とペアになり、契約後の通関手続きや社内外への連絡、出荷、発注など、営業をサポートするための一連の業務に携わっている。現在はフランス市場を担当している。
WHAT‘S YOUR FRONTIER?
モノの感じ方は、人それぞれ。
自分がいいと思ったことでも、相手が同じように共感してくれないことってありますよね。
だけど、そこがコミュニケーションの面白さだと思うんです。
例えば仕事において、スピードを重視する人もいれば、丁寧さを求められる場面もあります。
「今、私に求められていることは何か?」を常に考え、円滑にいくようにする仕事、
それが帝人フロンティアの営業アシスタントであり、私らしく働くためのコアになっています。
相手に100%伝わるようにするためには、自分が120%で向き合うこと。
それに気づくことができたのは、入社2年目の時。
突如降りかかってきた「試練の1ヶ月」でした。
1ヶ月間、業務量が2倍に…
現在はフランス市場を担当していますが、2年目の頃はイタリア市場の担当でした。
ある時、同じ課の人が退職することになり、後任の方が来られるまでの間、業務を止めるわけにもいかず、1ヶ月間は私がその業務を引き受けることになりました。通常の2倍の仕事量です。1ヶ月だけとはいえ、乗り切れるだろうかと不安な気持ちでいっぱいでした。
しかし、やっていくうちにその不安はすぐになくなりました。考える余裕がないくらい忙しかったというのもありますが、同じ課のメンバーや営業の方が普段以上に気遣ってくれて、常に声をかけてくれていたんです。「今は苦しいと思うけど自分の成長につながるから頑張って!」と励ましてくれたり、「これ、やっておくね!」と仕事を巻き取ってもらったこともありました。私が積極的に発信していないときでも、自然な雰囲気でサポートしてもらいましたね。辛い時期だったからこそ、チームの温かさがより心に染みましたし、この課の一員でよかったなと思えました。
仕事の仕方にも変化がありました。2倍の業務量をこなすためにスピードを意識できるようになったのと、人にわかりやすく伝えるための視点で業務を考えるようになったんです。今まで浮かんでこなかったような疑問もたくさん出てきて、一つひとつ解決していくことが面白かったです。私自身、もともと意見を通すよりも事を穏便におさめたいタイプだと思っていたのですが、こういった疑問が湧いてくることによって、主張することの大切さも学びました。仕事の疑問や問題だからこそ、自分がどう考えたのか、意図をきちんと相手に伝えることが責任であり、成長にもつながっていくのだということを実感しました。
そんな気持ちの変化の中で、当初プレッシャーだったものはいつしか使命感に変わっていました。何より周りの期待に応えたかったし、「私がやらなきゃ課がなくなってしまう!」くらいの気持ちでもありましたね(笑)
自分の当たり前は、隣の人の当たり前ではなかった
ここ数年で財務と営業の間の処理を円滑にするための社内プロジェクトが全社的にスタートし、他部署との連携には苦労しました。
以前までは、自分が財務部と直接やり取りしていたので、万が一間違いや抜けがあってもやりながら軌道修正ができていたんです。ところが、社内プロジェクトが進むにつれ、それがスムーズにいかなくなりました。今まで何の問題もなくやってきたこと対して「なぜこうしたの?」「これは何ですか?」が次々に返ってきてしまうので作業量も増えますし、何より気持ちの面でかなりエネルギーを使いましたね。
自分でやった方が早いのに…と悔しい気持ちになることもありましたが、何度も話し合っていくうちに、自分の当たり前だけで考えては駄目なんだと感じるようになりました。社内プロジェクトの目的や役割、相手のルールや価値観、業務内容が具体的にわかってくると、相手の立場を想像することができるようになります。自分なりにも、わかりやすいメールを作れたかなど、伝え方一つひとつに意識を向けて行動するようにしました。最終的にはお互い納得のいく運用ルールが出来上がり、全体の効率化につながったと思います。
対人関係ではニュアンス・捉え方の違いによって、自分の思っていることが相手に「伝わらない」と感じてしまう場面もあります。しかし相手も同じように感じているのかもしれないと想像力を働かせ、相手の立場に立って自分の伝え方にも工夫が必要であると気付く事が出来ました。同じ業務をやり続けることだけでは気付けなかった、私のフロンティアです。
営業アシスタントのキーパーソンになるために
営業アシスタントとしては、より丁寧さや質を意識していきたいです。特に海外とのやり取りだと時差があるので、限られた時間の中でどれだけ早くできるかが私のテーマだったのですが、これからは丁寧さも追及していきたいと思っています。そのためにも、相手の立場を考えられる力は養っていきたいですね。
プライベートでよく演劇を観に行くのですが、最近は演者の方がどのような気持ちで役作りに挑んだのかにも注目しています。
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